今回は電気回路について解説します。 今まで解説してきた数学と論理学の知識を工学が、いかにコンピュータとして形にするかを解説します。 これまで解説した数学と論理学は、あくまで抽象的な話です。 これらの知識をコンピュータとして具体的な形にするには工学、特に電気工学の知識が必要でした。 具体的にはクロード・シャノンの情報理論について解説します。 まずは論理演算を、電気回路を使って実現した歴史から解説していきます。 1900年頃、当時の科学者や数学者達は電子式の計算機を作ろうとしていました。 「+」「-」「×」「÷」を行う電卓のことです。 電卓を作る研究の中から、コンピュータは生まれました。 0と1を…