電線の張力計算に用いる想定荷重は,電線がケーブルである場合を除き,水平荷重 $W_\text{W}$ [N/m] と垂直荷重 $W_\text{V}$ [N/m] の合成荷重 $W_\text{S}$ [N/m] を用いる。 図 電線の張力計算に用いる想定荷重 合成荷重 $W_\text{S}$ [N/m] は,次式で示される。 \[ W_S = \sqrt{W_V^2 + W_W^2} \] 水平荷重 $W_\text{W}$ [N/m] としては風圧荷重をとる。 甲種,乙種及び丙種の 3 種の風圧荷重があり,甲種風圧荷重を適用する場合,電線の垂直投影面に加わる風圧は,多導体では電線相互の干…