『震美術論』 https://amzn.to/3C5kZK4 東日本大震災に強く影響を受けた2017年出版の作品でもあるし、美術についての著作でもあるのだけど、今のように「天災」に似た感染症に脅かされている毎日でこそ、読むべき本ではないか、とも改めて思う。 450ページを超え、値段も高めであるし、自分は図書館で借りて読んだから、よけいに推めることにもためらいがあるが、読んだあとは、今、自分が住んでいる場所…大げさかもしれないが「世界」…の見え方が変わってしまうほどの影響を受ける可能性もある。少なくとも、私は、それ以来、日本という場所に住むことの意味が、それまでとは、違った感覚になっている。 誰…