1906年(明治39年)2月10日、福井県三国町で一家惨殺事件が起きます。吹雪の夜に訪れた青い毛布を頭からかぶった男が家族を次々と連れ出し、最終的に3人が命を落としました。東北の方言で青い毛布のことを「青ゲット」と呼ぶので、この事件は、青ゲット事件と呼ばれています。 (明治39年2月14日 北國新聞) ※この事件に関して、日時などが文献により微妙に食い違いがあるので、当ブログでは、明治39年2月14日 北國新聞の記事をもとにしています。 (青い毛布をかぶった男)事件の夜は明治後半の吹雪が舞う寒い晩でした。1906年(明治39年)2月10日夜10時頃、福井県三国町にある回船問屋「橋本利助商店」の…