一時の流りではなく伝えられていく言葉 世の中がサッカーのスペイン戦勝利一色に舞い上がっている中、一日遅れで『新語・流行語大賞』を。 大賞に選ばれた「村神様」はこれぞ流行語と言うに相応しい流行語だ。ノミネートされていた「きつねダンス」もその部類だ。一方で「国葬儀」や「宗教二世」は深い傷跡を残しながらもいまだにくすぶっている言葉が選ばれたといってもいい。 そんななかで私は、夏の甲子園で優勝した仙台育英高校の須江航監督が優勝インタビューで語った「青春って、すごく密なので」が選考委員特別賞を受賞したことのほうに意味があると感じている。 東日本大震災で未曾有の被害を受けた東北の高校生たちは震災からの復興…