2019年9月9日未明、千葉県に台風15号が直撃。 県内では60万戸が停電し、断水は12万戸以上、さらに80人超の重軽傷者が出るなど、甚大な被害を記録することになった。 通常、地方自治体では大型台風襲来前には「災害対策本部」が設置されるものだが、千葉県にそれができたのは、直撃から丸1日が経過した9月10日午前9時。 しかも、県が現地に職員を派遣したのが2日後の12日とあって、その初動対応の遅さに、県民の批判が森田健作知事(当時)に集中したのである。 それから2カ月後の11月、県民はさらなる怒りを爆発させることになる。 台風が千葉県を直撃した翌9月10日、森田知事が災害対策本部を放り出し、自身の…