雇用の現場も、これぐらいに甘さと豊かさを持っていれば(マツミナ) 教員の雇用状況は酷い状況だと再認識させる一冊と出会いました。「非正規公務員のリアル」(上林陽治著、日本評論社刊)。就学援助を受けながら教壇に立っている臨時教員の現状が書かれていました。 そのひとりが、九州の公立小学校で働く女性の臨時教員。かつては正規教員として4年間働き、夫の死別に伴い、子ども2人を抱えるシングルマザーとして公立小学校に戻りました。 教歴10年以上で、これまでの期間すべてでクラス担任をしています。勤務状態は、正規教員と同じですが、税引後の給与は約19万円。生活保護世帯に準ずる低収入とみなされ、就学援助を受けていま…