さて、世の中は減点法です。エリートの挫折でお分かりでしょうが、この減点法は”思い込みによる持ち点制度”が前提になっています。大学に入れば会社に行くのが当然。会社に入ればある程度以上の出世は当然。いい大学に入ればある程度以上の出世は当然。全部思い込みです。 橋本治『革命的半ズボン主義宣言』を読んだ。読もうと思ったきっかけは、内田樹が小田嶋隆について書いた記事に、『革命的半ズボン主義宣言』が小田嶋を高く評価していたことと、この本の要約を書いていたのを読んで、面白そうと思ったからだ。 でも読んだ結果難しくてぼんやりとしかわからなくて、要約を読んだときの「面白そう!」というワクワクを超えることはなかっ…