喫茶店商売の最盛期だった1980年代の中頃、喫茶店の店舗数は10数万店を数えていました。そして、その大半を個人経営の喫茶店が占めていました。 それが、1990年前後の頃には約13万店舗と、数年の間に3万店舗から4万店舗も減少していました。 そして、巷間では、「喫茶店からのコーヒー離れ」という風評が流れていたわけです。 当時の雑誌記事(月刊喫茶店経営)に、そのような風評が流れる原因と、その対策に関して投稿した記事が掲載されています。 その記事を書いたのは、生前、高名なコーヒー研究家で「かなざわ喫茶村」の村長をされていた鞍信一さんです。 4分の1世紀以上前の記事ですが、現在(2024年)でも通用す…