食文化を眺める 20 韓国民俗村の展示物紹介を続ける。詳しい解説があれば、より一層興味深くなり知識も増えるのになあと思う。だから、韓国の研究者でもない私が、蛇足のような解説を加えた。 右に餅つき風景の写真。臼は板状。中国雲南省あたりでも餅つきをしており、臼の形はさまざまある。韓国の餅つき風景は、これ。そのほか、「韓国 餅つき」で検索すれば、資料がいくらでも見つかる。 手前の鉢は、左からヌルク(こうじ)、中央がインジョルム(きなこ餅)とシルトク(あずき餅)の盛り合わせ、右がホバクトク(カボチャ餅)。 キムチ作りの秋。白菜をキムチにするのは20世紀に入ってからだろうと思われる。そういう時代考証が必…