少し時間がたちましたが、5月3日の憲法記念日の紙面に新聞各紙が掲載した社説、論説の記録です。インターネット上の各紙のサイトで読めるものをチェックしました。 安倍晋三政権以降、憲法解釈を閣議決定で変更するなど、重要なことを国会を通さずに内閣が決めてしまう例が続き、岸田文雄首相もその手口を継承しています。同時に岸田首相は、憲法改正に前向きな発言を繰り返しています。その足元ではパーティー券裏金事件があり、政権党の腐敗ぶりが明らかになっています。こうした状況下で、改憲志向の読売新聞や産経新聞の社説は、具体的な条文案の策定を急ぐよう主張しています。 一方で、「国民主権」の原則を強調する論調の社説、論説が…