横山秀夫の『顔 FACE』を読んだ。2002年に徳間書店より刊行されたミステリ連作短編集だ。「魔女狩り」、「決別の春」、「疑惑のデッサン」、「共犯者」、「心の銃口」の5編(+プロローグとエピローグ)が収録されている。 以下の概要はAmazonより引用: 「だから女は使えねぇ!」 鑑識課長の一言に傷つきながら、ひたむきに己の職務に立ち向かう似顔絵婦警・平野瑞穂。描くのは犯罪者の心の闇、追いつめるのは「顔なき犯人」。警察小説に鮮やかなヒロイン誕生! 鑑識課の似顔絵担当だったが広報課、犯罪被害者支援対策室、捜査一課を転々とする。報道機関への情報流出、過去の放火事件、銀行強盗訓練に便乗した別の強盗事件…