劇作家。 昭和29〜32年のNHKラジオ「ヤン坊ニン坊トン坊」や33〜38年のNHKテレビ「ブーフーウー」、「ダット君」「とんちん小坊主」「とんでけブッチー」といった作品でテレビ、ラジオで活躍。新劇の脚本兼演出家として『飯沢匡喜劇選集』(全6巻、未来社)など多数の著作があり、いわさきちひろ美術館の初代館長も勤める
この時期は日の出が遅いので困ります ベタ凪で気持ち良いです とりあえず、遠方に行くと矢鱈と早起きして街を散策するのが好きです。 夏の北海道とかだと日の出が朝の4時台とかになるので、仕事の時でも寝る時間を削れば(早寝するともっと良いのですが…)全然問題無いんですが、冬場の沖縄だと日の出が7時前とかになっちゃうので朝に散策なんかしちゃうと仕事するにはにギリギリだったりします。焦ります。 なので、今回は近場だけしか行けないのが残念。 今回は名護に泊まったんですが、市の中心地とか歓楽街とかに行くには徒歩20分とかかかっちゃうので諦めました。 機会があれば行ってみたいのですが… でもまあ、宿が海辺だ…
不覚にもちょっと涙してしまいました。NHK+(プラス)の動画『放送65年 おかあさんといっしょの魔法』を見ていたときのことです。この動画は11月6日まで配信されているようですが、おすすめです。 https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2024103018650?t=754NHKの教育テレビなどで放送されている2歳児から4歳児までの子ども向け番組「おかあさんといっしょ」。なんと今年で放送開始から65年になる超・長寿番組なんだそうです。というわけで、その歴史を振り返りつつ番組制作の裏側を紹介したこの動画を見ていると、自分も昔から親しんできた歌や映像が次々に登場して、そのたび…
先月最後の月曜、9月30日にイラストレーターの山藤章二が亡くなった。その訃報に接し、ほぼ1年前、私が文学フリマで頒布した個人誌に書き下ろした風刺画に関する文章のなかで山藤氏についてかなりの文字数を費やして言及していたことを思い出した。『週刊朝日』連載の「山藤章二のブラック=アングル」に代表される彼の仕事を日本の風刺画の系譜のなかに位置づけてみたその拙文を改めて読み返すと、最後のまとめ方といい、亡くなる前年にして山藤先生を追悼してしまった……という感がある。せっかくなので今回、転載することにした。 本文中で言及した「風の会」の風刺画が引き金となり起こってしまった事件については、山藤が亡くなった翌…
かなしきこと。 俳優の大山のぶ代氏が先月逝去されたと伝えられた。心から御冥福をお祈りします。主にアニメーションでの声優としての実績はいろいろなメディアで報道されているとおりなので,いまさら触れる必要はないと思うが,多数のラジオドラマにも出演している。その声を活かした子供の役が多いが,芸術祭に参加した「国道一号線・夏」では,がらの悪いドライバーに尻を触られて憤慨する女給の役などもやっている。それらのうちで最も印象深いのが,フランス放送協会(RTF)放送局が制作してイタリア賞を受賞した作品を海外ラジオドラマ特集で邦訳放送した「算数の試験」である。ややこしい算数の試験中に,問題を解くのを応援してくれ…
Féminin:どうしたの?具合お悪いのかって心配してたのよ、この数日。 Masculin:…えぇまあちょっと。でもまた気になる訃報が続きますけど、今度は山藤章二氏が…。 F:そうね…ほら、イラストのお仕事なんかはずっと以前からわたしたち存分に親しんでいたけど…お若い頃のベン・シャーン的なタッチもだし、特にこれも休刊の発表されたばかりの夕刊フジ初期に連続して人気作家のエッセイに挿絵…と言うより返歌ならぬ返絵を…でもこれまた半世紀も前なのね。 M:そうでしたね。あれは’72年の山口瞳「酒呑みの自己弁護」から筒井康隆「狂気の沙汰も金次第」に吉行淳之介「贋食物誌」と立て続けで、筒井氏のタイトルが意味…
8月24日付「日本の民話『紀伊の民話』(27)」に、松谷みよ子に「隆介さんのこと」なる文章があることに触れました。松谷みよ子全エッセイ3『出会いのとき』か『松谷みよ子の本 第10巻 エッセイ・全1冊』に再録されているだろうと思ったのですが、『斎藤隆介全集』の「月報」にも何か書いているのではないか、と考えて今月の頭の日曜、丁度出身大学の図書館に行く序でがありましたので取寄せて見るに、これに「隆介さんのこと」が再録されておりました*1。 私の興味は斎藤氏と松谷氏及び太郎座との関わりがいつ生じて、どのように継続して、それが「おじさんの話」連載にどのように繋がったか、と云った辺りにあるのですが、どうも…
編集 7月23日誕生日の全国35万人の皆さんおめでとうございます (拙句)今日ひと日蓮の心で生きてみむ 雅舟 【花】ハス 【花言葉】清らかな心 【短歌】ハスの葉を帽子がわりに被せられ父の生家を母と訪ねき 母と連れ立って庄内平野の真ん中にある父の生家を訪れた幼い日のこと。ハスの葉を帽子がわりにして歩いた遠い記憶が、夏の暑さを呼びさまします。 【季語】蓮【俳句】暁闇を弾いて蓮の白さかな 芥川龍之介 蓮の花開かんとして茎動く 滝沢伊代次 蓮の香や水をはなるゝ茎二寸 与謝 蕪村 【三行詩】はちす葉の濁りに染まぬ心 古来聖女の身にも喩えられ はたまた蓮華台にもなされ【万葉歌】ひさかたの雨も降らぬかはちす…
前回取り上げた山本夏彦氏の文章のなかに、飯沢匡氏が登場したが、飯沢氏も当然ながら、模範家庭文庫に強い思い入れを持つ読者の一人だった。そして、自身もその著書のなかで「模範家庭文庫」について触れているので、今回はそれを取り上げてみる。 ゛楠山正雄の創設した冨山房の「模範家庭文庫」の第一回発刊の「アラビアン・ナイト」(上下)二巻を読んだ(いや読んだだけではない。目にし手に触れた)ことが、如何に私の幼児期の生活に大きな影響をもたらしたことか。” (飯沢匡「権力と笑のはざ間で」1987年 青土社 「子供の本こそ贅沢に」の項より) とここまで言い切っている。そして、その影響は幼児期の生活だけではなく、仕事…
「模範家庭文庫」といえば、その思い出について、最も多く書き残しているのは、エッセイストの山本夏彦かもしれない。幾度となく「模範家庭文庫」についてエッセイで取り上げていることからも、山本氏の「模範家庭文庫」に対する思い入れがじゅうぶんに伝わってくる。 ※山本夏彦氏は、1915(大正4)年生まれの編集者、エッセイスト。インテリア専門誌『室内』を創刊し、コラムニストとしても長く活動した。 まずは「模範家庭文庫」というタイトルで書かれたエッセイから抜粋してみよう。 ゛某月某日飯沢匡さんと「模範家庭文庫」について対談をした。今のうちに話しておかないと、この文庫は忘れられてしまう。”゛私の家ではつまらぬ本…
人生の店仕舞の作業を怠けぬように、本を手放す記録を時おり書いてきたが、これまで芝居関連書籍に手を着けたことはなかった。他分野との相似や通底を断ち切れぬ場合があり、取捨の判断に迷う場面が頻繁に生じがちだからである。が、そう云ってばかりもいられない。 劇作家清水邦夫の名を憶えたのは『あの日たち』によってだった。炭鉱事故による一酸化炭素中毒で記憶喪失や人格障害に陥った人びとを通して、記憶とはなにか、思いやりとはなにか、人はなにを根拠として人でありうるのかを問うた、深刻ではあるが情感豊かでもある作品だった。三井三池の大事故その他が、まだ多くの日本人の記憶に鮮明な時代だった。各地の公害問題や環境汚染問題…
朝から雨が降る。 朝早く目覚めたから、市からのラインのお知らせを聞く前にプラごみを勝手口に持っていけた。 月曜日は掃除の日。 1時間半ほど掃除機とモップを振り回して掃除をする。 目が悪いから、終わって掃除道具を片付けてから、廊下の隅に猫の毛が残っているのを発見したりする・・・。 今朝は気温が上がって汗をかいた。 「あゝくたびれた」 とベッドで横になったら眠ってしまって起きたらお昼だった。 夢もちゃんと見た。 むか〜し、劇作家の飯沢匡さんが言ってたのを思い出す。 歳を取ったらネ、眠くなったらいつ寝ても良いのだよ。夜寝て昼は起きていないといけないなんて事はない。僕はいつでも眠くなったら寝るよ、と。…
県議会予算特別委員会で答弁する千葉総務部長=5日 岩手県立大(岩手県滝沢市)の理事長の月額報酬が30万円以上増額され、賛否があることを報じた河北新報の記事に県立大が訂正を要求したことが5日、県議会2月定例会予算特別委員会で取り上げられた。飯沢匡県議(いわて県民クラブ・無所属の会)は「メディアへの異常な介入。教育機関としての資格が問われる」と疑問を呈した。 ■理事長報酬の引き上げを報じる 県立大は、副知事を退任した千葉茂樹氏が2020年4月に理事長に就任することに伴い、月額報酬を62万6000円から上限99万7000円に引き上げた。河北新報は23年10月8日の朝刊で、報酬の増額を巡り「経歴を踏ま…
Féminin:…今日は長嶋茂雄さんのお誕生日ね、満88歳。 Masculin:そうですね、このところあまり姿をお見せにならないけど、病に倒れられてからも来月でちょうど二十年で。 F:貴方のお母様も同じご病気で…三ヶ月後だったわね。 M:えぇ、いくら長年の大ファンでも病気まで付き合わなくても(苦笑)。 F:あの’59年6月の天覧試合は現場の後楽園球場でご覧になってたんですって? M:そうなんですよ。サヨナラ弾の瞬間を昭和天皇、香淳皇后のお姿を背景にとらえた有名な写真にも一緒に観戦に行った叔父としっかり写り込んでます、スタンドの中段で。 F:あら、お母様のお腹の中で一緒に観てたっておっしゃってな…
今日は楽しいお休みです。成人の日は15日というのが身体に染みついているので、ただのお休みの日。国家権力の思うがままにはされません(笑)。 今年はまだ、2日しか仕事に行ってないのに早くも精神的に疲労困憊(笑)。会社に行くだけで気疲れします。 いい歳こいて何ですが(笑)、我ながら、とことん労働に向いていない。と、言うか、人が居るのが嫌なんです。 お金を稼ぐとはそういうことなのかもしれません。今週から仕事が本格的に始まります、嗚呼。 能登の地震は想像以上に大変なようです。大きな地震があると雨が降る。神戸も東北もそうでした。避難者の人達はさぞかし寒い思いをされているでしょう。 東京で災害があっても、今…