…なんて格言があるのかはわからないが、歴史上中長期的な戦略を以って一勢力を築き上げた人というのはそのほとんどが局地的な戦術にも通ずる、言い換えるなら戦場での「小手先のテクニック」を操る事もできたように思う。 …だからと言ってそういう人たちが「小手先のテクニック」を多用していたかと言えば「NO」だろう。織田信長なんかはそういうイメージで(勘や思い付きで作戦を立てているように)見られる事が多いが、彼に関する文献(あまりに荒唐無稽なものは除く)を読む限り同時代に生きた他の誰よりも戦略を、つまり「自分が有利な状態で戦える状況」を(時に年単位の時間をかけて)構築する事を重視していたようである(というかそ…