那珂川町馬頭広重美術館で開催中の「タイムスリップ明治-夭折の絵師井上安治の「東京」-」を取材した。記事は美術展ナビで読める。 artexhibition.jp 井上安治は、明治の浮世絵の大家・小林清親に15歳で弟子入りし、17歳で画工(浮世絵の下絵を描く職人)としてプロデビューを果たすという天才だったが、栄養失調による心不全で26年の短い生涯を終えている。浮世絵師としての活動はわずか9年間だったにもかかわらず、歴史に名を残す佳品を数多く残した。特に光線画の作品は清親の技を受け継ぐ正統派だ。今回の展覧会でも、安治が手がけた傑作をたっぷり堪能できる。 懐かしさと温かさに満ちた光線画の世界 光線画に…