「二十日正月」(はつかしょうがつ) には、 お正月の飾り物などを 全て片付け終えるだけでなく、 正月の御馳走や餅などを食べ尽くす風習が あります。 近畿地方では、正月料理に用意して残った 「鰤」(ぶり) などの頭や骨(アラ)を 牛蒡や大根などの根菜と一緒に煮て 正月最後の御馳走としてぶり大根や、 あら汁、粕汁などのアラ料理を作って、 残さず最後まで美味しく食べ切ります。 そのため、「骨正月」(ほねしょうがつ) とも、 「骨おろし」「頭正月」「アラ正月」とも 言われます。 「魚」は神事や祭事の供物として 欠かせない縁起物で、 年越しのために用意した「魚」を 「年取魚」(としとりざかな)と呼びます…