昭和時代について、世代によって異なる思いがあることは明らかである。昭和22年から昭和24年にかけての世代は「団塊の世代」と呼ばれ、高齢者人口が最も高い世代である。昭和を懐かしむ街、横丁の再現、資料館、記念館などが日本各地に作られていった。現在では全国数十カ所に分布している。その中で、東京九段南には昭和10年~昭和30年頃までの戦中・戦後の国民の苦労した体験を知るために設置された「昭和館」がある。ここには収集した展示物、文献資料、映像資料などがそろっている。昭和へのノスタルジーというより、国民の苦労した経験を伝える国立の博物館である。 愛知県知立市歴史民俗資料館の企画展パンフレット 昭和へのノス…