先日、僕の母校である東京造形大の附属美術館に足を運んだのは、学生時代の4年間お世話になった髙橋淑人先生が2年前に退職し、コロナ禍でしばらく延期されていた退職記念展が開催していたからだ。様々な用事が重なり最終日になってやっと観に行けたのだが、当人の髙橋先生にお会いすることができたことは思いがけない幸運だった。髙橋先生に最後に会ったのは確か、大学卒業後2回目か3回目の個展の時に、髙橋先生とともに在学中お世話になった母袋俊也先生とお二人で来廊された時だったはずなので、20年以上ぶりに会った計算になる。にもかかわらず、当時とそんなに変わっていないような印象がして、すごく久しぶりに会ったという気は不思議…