不連続殺人事件:坂口安吾、高野三三男(画) 1947年(昭22)初秋号~1948年(昭23)7月号、雑誌「日本小説」連載 1956年(昭31)河出書房、探偵小説名作全集 第9巻所収 不連続殺人事件:坂口安吾1 終戦直後に創刊された雑誌「日本小説」に連載された坂口安吾の推理小説の名作。その欄外で読者への犯人当てクイズを募集し、江戸川乱歩へも謎解きを勧誘していた。N町の山間部にある広大な金満家の屋敷に作家、詩人、画家、女優、女流作家、劇作家、弁護士などが妻同伴で招待される。そこに巨勢博士という名探偵も加わっている。登場人物の多さも驚きで、屋敷の人間にさらに警察の捜査関係者も入れると30人近くになる…