高野結史 「バスカヴィル館の殺人」「奇岩館の殺人」の続編が出ていたので買ってみました。 クライアントが探偵役になりきって運営側が実際に人を殺して作った殺人事件を推理する遊び「推理遊戯」を運営する会社があった。彼らはクライアントのリクエストでミステリーの巨匠の作品に見立てた殺人事件を作り上げようとしていた。一人目の被害者を台本通りに殺害し燃やしたのだが、遺体が別人にすり替わっていると気づく。現場の混乱を避けるためにそのことを黙ったまま二人目の被害者を殺害するところまで進めたところ、殺害される予定でないスタッフの遺体が発見される。誰かがシナリオの破綻を狙っているのは明白であり、何とかしてクライアン…