2021年春ダイヤ改正では、七尾線の国鉄形が一掃され新造521系への置き換えが完了した。七尾線で運用されていた国鉄形は、JR西日本移行後に関西圏で余剰車となっていた113系初期車や北陸地区での急行列車削減に伴い余剰車となっていた交直電源両用急行型車両を改造したもので、他地域の残存国鉄形と比べてもかなりの長寿車両たちであった。特に415系に限って言えば、置き換えまで運用されていたものの中には車齢57年というJR全体で見てもかなりの高齢車さえ存在した。これら415系の改造元となった113系は新製配置こそ高槻や鎌倉とまちまちではあるものの、国鉄時代から長らく阪和線や福知山線で活躍していたものであり、…