この方が、「古本愛好家」であり、「古本蒐集家」であり、「古本マニア」であり、「古本先生」の「萩原魚雷先生」です。萩原先生は、高円寺在住です。古本を保管するためだけのアパートを一部屋、借りられています。勿論、実際の住まいは、別のアパートを借りられ、そこで寝起きをされています。私が、萩原先生を知ったのは、九年ほど前、福岡市総合図書館で、随筆関係の書籍を物色していたところ、「本と怠け者」というタイトルの書かれた、背表紙を発見しました。手に取り、最初の1ページを読み、すぐにこの本が面白いということが、ほとんど、無意識的に、いや、本能的に察知しました。勿論、速攻で借りて読んでみたら、やはり私の勘に狂いは…