唐突ですが、皆様は人気番組「必殺仕事人」をご覧になられたことがおありでしょうか。主役の中村主水(藤田まこと)を仕事人仲間が「八丁堀」と呼んでましたね。なぜ町方役人を八丁堀と呼ぶのか。寛永年間に隅田川に通じる舟便のため堀が掘削され、その堀の長さが八町(丁)あったことからその一帯を八丁堀と言い、江戸の治安に当たる町方与力、同心の組屋敷があったことに由来するそうです。 そして、八丁堀の東端の亀島川沿いに「鉄砲洲通り」という、ちょっとおだやかならぬ名前の通りがあります。家康入府のころ、この地の砂州が鉄砲の形をしていたとか、大砲の試射をしたとか言われています。さらに、この鉄砲洲という名を冠した神社がある…