火消し、木場職人(川並)等の兼業で活躍していた江戸の頃の鳶職。それがやがて年を経るごとに鉄筋、架橋、足場職人として限定化されてきた。その人たちが着ている作業服。
かつては今の江戸風の祭装束に見られるような装束だったそう。印半纏、紺の腹掛けに赤褌、足袋の上に草鞋履きなど。当時の職人の正装でもあったらしい。現在は乗馬ズボンを原型とした七分や八分類。もしくは、イギリス辺りのブルジョワ階級のスポーツウェアであったニッカボッカーを原型としたニッカの作業ズボンを穿く。上は肩と手首あたりに刺子のはいった手甲シャツもしくはハイネック長袖にベスト。足元は地下足袋が一般的。