三重・伊勢神宮の日本国旗(写真:丸井 乙生) 2016年リオ五輪までに日本が夏季五輪大会で獲得した金メダルの総数は142個。 しかし、その中に本人が望んでつかみ取ったものではない金メダルがあるという。 1928年アムステルダム五輪で金メダルを獲得した競泳・鶴田義行は、32年ロサンゼルス五輪でも連覇を果たし、2個目の金メダルを獲得した。 オリンピック競泳平泳ぎの連覇は、北島康介と鶴田2人だけの偉業である。 だが鶴田は、その金メダルをもともとは後輩にかけるつもりだったーー。 金メダルの数だけ、超人たちのドラマがある。 世界記録樹立も一時は競技を離れた ”弟子”を優勝させるつもりが… 自らの五輪記録…