鹿柄をまとった犬なので、名を「ユク」と付けられた。「ユク」はアイヌ語で鹿の意である。 犬です。 細かいことを言えば、鹿柄は茶色ベースに白の斑点だ。ユクの場合は茶白の犬ではあるが、白ベースに茶色の斑点が入っている。「バンビちゃん」とは配色が逆なのだ。それでも、鹿っぽいと言えば鹿っぽい。名の由来をよその人に説明しても、ああなるほど、ということになる。 鹿柄? ユクが家に居るとき、一日に何度も見せる「ヘソ天」は、腹を天井に向けて仰向けになるポーズのことだ。腹を見せるのは降参を意味しているもの、と犬を飼うまでは思い込んでいたが、そればかりでもないらしい。 なでたい? どちらかというと甘えているという状…