自民党の派閥が開くパーティーで裏金が生じ、一部の議員がそれを私のものとしていたことが問題になりました。裏金の私服化は確かに政治資金規正法に触れる罪ですから言外。だからと言って検察当局が派閥の存在まで問題視しているとは思われません。ですから、岸田首相が派閥自体を止めてしまうという結論に達したのは過剰な反応で、無茶苦茶です。なんであんなに短絡的、馬鹿単純なんでしょうか。派閥がなくなれば政治と金の問題がなくなるわけでないし、利権の構造がなくなってしまうわけではないのです。 3人寄れば、取りあえず2対1に分かれるように、人間が多数集まれば、必ずグループが生まれます。政党という枠組みがあれば、それで十分…