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麻田剛立

(サイエンス)
あさだごうりゅう

1734〜1799。幼名=「庄吉良」、名は「妥彰」、号=「璋菴」。
豊後国杵築藩の漢学者の家に生まれ、藩医に取り立てられたものを、自由に天文暦学を研究するため脱藩して大坂に住むようになった、民間の天文学者。
漢訳された西洋天文書の『崇禎暦書』を独学し、器具を試作しては理論を実測で確認するという科学的な手法で、従来の日本の天文学とは大きく一線を画した。
但しもはや陰陽道系の幕府お抱えの暦学者たちではとても太刀打ちできないまでに西洋技術が求められてきており、それに応えられるのは28歳にして日食の起きる日時を算定し・予言を的中させた麻田剛立など民間の方が進んでいた。
それで幕府より招聘依頼があったが、高齢などを理由に辞して、代りに弟子の間重富と高橋至時を送った。
著書=『時中法』、『実験録推歩法』、『弧矢弦論解』など。

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