これは元警察官で「捜査するジャーナリスト」として活躍されていた黒木昭雄さんが著書で書いておられたことだが、昔はしばしば警察の不祥事が週刊誌等への内部告発などによって明るみに出て世間を騒がしていた。しかしその後、内部告発をするとたとえ匿名であっても必ずその人物は特定され、本人のみならず、家族も延々とつきまとわれるようになり、そのようなことはなくなった。そしてこれを警察用語で「まとわり」というそうだ。具体的にどのようにまとわられるのか、また、ご本人にそのようなことがあったのかは書かれていなかったが、警察批判を繰り返していた彼は一部の警察関係者から「ネズミ」(裏切り者)と呼ばれていたことから、あった…