2年半振りにライブハウスに帰ってきた。 15歳からこんなにも生の音楽から離れたことはなかった。 「俺たちが成し遂げたいのは<状況は変えられる>という社会的雰囲気なんだ」 壁のジョーはそう言ってる。 この日は仲間のバンドが二つ、生の真なる鼓動にインスパイア。 ロックは鳴り止んではいない。 むしろタフな人生の中から湧き上がって、それは救いとなる。 そしてもう一つの地下室へ。 それはもっとも大きな救い。