元禄6年9月23日。長良村の検見(田の検分)がある。免(税率)は4つ9分(49%)。野呂佐古前の堀に鬼子(歯がはえて生まれた子)がいるというので文左衛門は見物に行くが、橋の下に隠れてよく見えなかった。皆が言うには赤い縮れた髪が生えており、歯は大人の様だったと云々。