元禄15年閏8月15日。本丸の番人小菅猶右衛門の跡番の補充はなし。このため深井より永井善右衛門を猶右衛門の跡番とする。善右衛門の跡の深井番は本丸・深井丸両方の12人の介方から順に交代で務めることとする。本丸が一番重要なので深井丸の番人でこれを補う。少し前の岩村の事件で本多介之進子が追放となったので、介之進は本丸の番を禁じるようにと老中が申し渡される。子ではなく甥かも、詳しくはわからず。左之右衛門も甥であったので、本丸の見廻りは控えるようにと。これらを彦兵に吻合する(言いつける?)。併せて昨日の遠慮のことはもはや必要ないと。