元禄15年4月1日。交代で江戸へ出かけることになる書院番10人に石川壱岐守の屋敷で褒美が下される。その中には小頭が1人。その中の増田只左衛門の子中奥組の1人が時刻を過ぎても現れなかった。2度使いをやるも、留守で現れなかった。横井源五兵衛が先に褒美を下される。只左衛門の子は何事もなかったことで済まされる。