宝永7年8月29日。少し前から荒子の観音が開帳する。この日で閉帳となる。木村九郎左衛門の中野理右衛門謡の会で話。帰りに刀をつき、もう一度謡の番組を詠むと言って倒れてしまう。左半身がしびれていたので駕籠で帰る。やがて正気に戻る。軽い中風であった。