文政5年10月28日。懸所の棟上げが行われる。大工行列、調べ、足揃えが行われる。申の刻(午後3時)過ぎ、門を閉めて人の出入りを止め、調べを行う。ただし、その前から参詣の者を追い出すことはなく、いた者には見物を許したので中は大賑わいであった。