『人間の後輪状披裂筋の分画ー解剖学と力学』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 後輪状披裂筋(PCA)の解剖学的コンパートメントとその機能的重要性を明らかにするため、12のヒト喉頭を解剖し3次元運動を計算した。結果、PCAには内側と外側の2腹が存在し、それぞれが輪状披裂関節に対する異なる作用を備えていた。 筋繊維の方向が異なる内側(medial)部と外側(lateral)部の2つの筋腹が、全ての喉頭で見つかった。これらは披裂軟骨の筋突起の内側面と外側面にそれぞれ挿入されていた。内側腹の筋繊維の角度は平均41°、外側腹の同角度は平均33°。 2つの筋腹に起因する回転軸は有意に異なり、…