【続き】 この問題は,後期高齢者だけの問題のように思われるかもしれませんが,実はそうではありません。その点を指摘します。 *税務の所得額の捕捉の問題については,触れません。 その1 当然,後者より前者の方の対象者が多いのですが,この「当然」が問題なのです。対象者は,前者は約520万人(上位20%),後者は約200万人(同31%)です(厚労省)。 この%の分母の数は不明なのですが,170万円と240万円の間に少なくとも320万人がいます。その方々は月14万余円~20万円で暮らしているという現実です。固定費等を考慮すると,その生活はよく言えば「慎ましい」,悪く言えば「貧しい」ものでしょう。 その2…