日本独自コンセプトのミサイル 冷戦時代、専守防衛という名の元、自衛隊は長距離ミサイルの保有は出来なかった。その中で度々批判されたのが、88式地対艦誘導弾の射程であった。当時、国会などでは、『隣国を攻撃出来る侵略兵器であり、直ちに廃棄すべし』、との指摘に対して、『本装備は、(主にソ連を想定)着上陸する敵を内陸部から撃退する為に、必要最低限の射程に制約している』旨の答弁が繰り返されていた。 88式地対艦誘導弾は、内陸部から沿岸海域に向けて巡行中の地上では低高度で地形追従、海上に出た後も低高度を維持、目標付近に到達後、終末誘導、アクティブレーダで目標を補足、突入する。後のバージョンUPで画像処理によ…