いよいよ8月に突入しました。今年はとりわけ暑さがこたえますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 今回ご紹介する車両は阪和線のクモハ60151です。元々は、1933年に大阪の城東、阪和線で国電が走り始めた時の1輌で、元番号はモハ41004でした。その右側はクモハ60059です。当時の阪和線の3扉車は関東の常磐線から移ってきた車輛が多かった中で数少ない由緒正しい生粋の関西の車輛でした。因みに当時の阪和線は、関西国電の始源から、最新の電車、さらにはDC特急まで多様な車両が運用され、さながら生きた鉄道博物館の様相を呈していました。 本車は初配置から、出力強化後1961年まで28年の長きにわたって淀川電車…