液化石油ガス(LPG)の輸入コストが、上昇する可能性があります。 パナマ運河庁が、7月、太平洋と大西洋を結ぶパナマ運河の通航料を、2023年から段階的に引き上げると、決定しました。 2025年のLPG船の通航料は、現行に比べ、約9割上がります。 LPGの卸値に転嫁されれば、最大の需要家である、家庭の負担が大きくなります。 LPGは、家庭の利用が多く、プロパンは、主に都市ガスが普及していない地域での厨房用、給湯用、空調用に使われています。 全使用料の8割を輸入に頼っていて、年間1,000万トンに達しますが、その7割弱は、米国からの輸入です。 米国のLPGは、ヒューストンから積み出すため、日本へは…