『Pとお別れを』 作:コピ 永遠に一緒に居られると、僕は勘違いしていた。昨日の夜、僕はPとお別れをしたんだ。触れ合った長い時間が嘘のように、呆気なく。きっと誰も悪く無い。時の流れが残酷なだけ・・・。 別れる前に、Pをジッと見た。出会った時のことを思い出すために。初めて会ったのは、有名なファストファッションのお店だった。少し手が触れただけ。僕は一瞬でPを好きになった。歳を取るにつれ、好みの形は変わると思う。今の形を望んでから数年、Pが最高だと確信した。 僕は保守的なので、出会って間もないのに、Pと別れた後のことを考えた。ズルい考えかも知れないが、類似を探したこともあった。Pのような、存在を失いた…