現在はお笑いタレントとしてだけでなく、画家や書家、そしてヨガ実践家としても活動する片岡鶴太郎だが、彼がブレイクするきっかけが「小森のおばちゃま」の愛称で親しまれた映画評論家、小森和子のものまねだった。 小森は1909年の生まれというから、明治42年。 平成7年(1995)3月に自宅マンションで転倒して車いすが手放せなくなり、翌年1月に引退するまでは、80代にして現役バリバリの映画評論家として活躍してきた。 私がそんなレジェンドに、長寿の秘訣である「食と健康法」について話を聞くため、彼女が主宰する六本木のムービーサロン「ココ」を訪れたのは、90年代初頭だった。 当時は鶴太郎の「こ、こ、小森の、お…