今でもあるのだろうか。メトロにはカルネという回数券があった。メトロの運賃は一律同じなので,1回乗るごとに回数券の束から一枚ちぎって使う。回数券といっても当時は切符大のブルーの厚紙だった。日本と比べるとそのクオリティの低さに唖然とした。今となってはこのアナログさが懐かしい。 オテル・ド・ヴィルからバスティーユへ。地上に上がるとやってしまった感があふれた。恥ずかしながら,その当時の私はバスティーユにはバスティーユ牢獄(跡)があるものだと思い込んでいた。当然そんなものは革命がおこった直後からなく,今は広場と記念碑だけが残されている。記念碑も1830年の7月革命の記念柱で,1789年を記念していない。…