この文は水曜日にアップロードした「学級-助け、助けられ、はげまし、はげまされる固い協力の場-」とともに、父の50周忌にまとめた小稿『まあるいめがね』の中からの抜粋です。 1960年代前半の「師弟関係」を考える ―葉書からみる「師弟関係」― 1 はじめに 父の死亡から49年(※9年前のこと)がたった。所謂50回忌を5月29日に迎える。そのため、父のことを調べようと、母がしまいこんでいた様々なものに目を通した。その中に、葉書の山があった。ほとんどが1962年から1964年の3~4年間に投函されたものであった。現在の通信手段は携帯電話、メールが主要であるが、この時代、葉書こそが有力な通信手段であった…