写真はWikipedia参照 反乱軍の将兵たち もし東京の真ん中で、軍の一部が突然クーデターを起こしたとしたら?実は、そんなことが本当に起きたのが「2.26事件(にーにーろくじけん)」です。これは1936年(昭和11年)2月26日、わずか4日間で終わったにもかかわらず、日本の未来を大きく変えた事件です。今回は、なぜこの事件が起きたのか、その背景や結末まで、わかりやすく解説します。 どうして起きたの?背景には「不満」と「理想」が 2.26事件を起こしたのは、陸軍の中の若い将校たちでした。彼らは「皇道派(こうどうは)」と呼ばれ、日本を天皇中心の理想国家に戻したいと考えていました。一方、軍の上層部や…