中小企業の経営者の高齢化が進んでおり、経営者年齢のピークはこの20年間で50代から60~70代へと大きく上昇している。また、後継者の不在状況は深刻であり、近年増加する中小企業の廃業の大きな要因の一つである。 現在、6割の中小企業が後継者不在に悩んでおり、コロナによる業績悪化も加わり、事業継続を断念する企業が増えている。黒字でも後継者が不在の為に廃業の道を選択せざるを得ない企業も増えており、中小企業庁は事業承継支援により力を入れているようだ。中でも、従業員承継やM&A による承継をより支援しており、最近は非同族への承継が増えている。 2022年の承継内訳は親族内承継が34.0%とやはり一番多いが…