一部研究者や、実務の専門家だけのものだったサイバーセキュリティという言葉は、2010年代から徐々に人々の間にひろまってきた。 ・ロシアのウクライナ電力施設等への攻撃 ⇒ 軍事関係者、重要インフラ事業者 ・日本年金機構やグローバル企業への攻撃 ⇒ 大企業経営者、行政担当官 ・医療機関の電子カルテを止める攻撃 ⇒ 医療関係者、地域中核企業 特に最後のものは、企業規模が小さくても、大手町・霞ヶ関などの目立つところに立地していなくても、被害に遭う可能性があることを多くの人に知らしめた。サイバーセキュリティという言葉に関心を寄せたきっかけは何かと聞くと、 ・自社が被害に遭った、もしくは遭いそうになった …