30年ほど前、自分が大学を卒業して社会人になったとき、定年の年齢は60歳だった。 「あと38年も働くのかぁ~」と気の遠くなるような年数にちょっとゲンナリした記憶がある。 ただ年金の支給年齢も60歳。定年と同時に気楽な隠居生活に入れるはずだった。 それが、いつの間にか年金の支給年齢は65歳となり、年金支給開始まで5年間のブランクができた。 若いときは、そんな先のこと今から考えても仕方ないし、あまり気にせずに過ごしてきたが、社会人生活も30年が過ぎ、そろそろ会社員生活も終わりが見えてくると、現実的には60歳で定年退職して隠居生活に入るなんて選択肢はなく、多くの人は最低限65歳までは働いて収入を得な…