AGRI FACTというサイトに「黒田・木村-黒田氏による『自閉症や発達障害増加の原因は農薬』は不正確」との記事が掲載されています。この記事では2016年と2017年に発表された論文からネオニコチノイドについて、上記の結論を導いています。 これに対して黒田ー木村先生が農薬工業会のコメントへの反論で、 1)2018年の論文では、ネオニコ3種(チアクロプリド、アセタミプリド、チアメトキサム)が哺乳類のα7型ニコチン性受容体に作用することが報告された。2)2020年の論文では、ネオニコチノイドが哺乳類の中枢や抹消神経系のニコチン性アセチルコリン受容体に作用して、阻害・撹乱作用を起こし、神経毒性や神経…