アラン・ケイ。オーバラッピング・ウィンドウなどのグラフィカル・ユーザー・インターフェイス、オブジェクト指向プログラミング、そしてなによりもコンピュータが個人的に使うための新しいメディアになる、というパーソナル・コンピューティングの概念などを発明した。コンピュータ科学における巨人の一人。
先端的なコンピュータ科学の成果を生み出すだけではなく、それを子供の教育に応用する方法を実地に試みる事によって、「人類の将来に貢献する」という大きな問題をまじめに考えている人でもある。
コンピュータ科学だけではなく、ジャズミュージシャンとしてステージに上がったりしていた経歴も持ち、音楽、教育、舞台技術、歴史などなど、社会全般について深い造詣を持つ。
現在も、非営利団体Viewpoints Research Institute代表、HP Labs Senior Fellowというふたつをはじめとするさまざまな立場から精力的に活動を続けている。最近の成果としては、オブジェクト指向システムSqueak、3次元共有環境Croquetなどがある。
主な受賞歴:
Bonnie MacBird夫人(映画TRONの脚本を担当)とともに、米国ロサンゼルスに在住。